20151105(木)
奈良・大和高原にある健一自然農園へ
神野山(こうのやま・標高618.8m)山頂に位置する健一自然農園の在来種の茶畑。実生から育てた在来種で、刈ってからまる5年がたち、健一さんの姿が見えないくらいに丈が伸びています。健一さんに、一瞬ジャンプしてもらってパチリ☆
健一さんは、ここ大和高原で、農薬や化学肥料に頼らない自然栽培によるお茶づくりをしています。
その中でも、冬に手掛ける「薪火晩茶」は、幹を根元からバッサリと刈り、葉と枝に分け、薪火で焙煎。
冬の晩茶づくりは、通年雇用、里山再生にもつながっています。
薪火を使って、鉄の釜で時間をかけ、香ばしく煎りあげます。
使用する薪は、お茶畑と同じ山から切りだされた薪です。
お茶に使うエネルギー源も、同じ山だということです。
地元の山の薪を買うことで、環境を改善し、雇用をうみ、森の再生にもつながります。
これが、香ばしく煎りあがった薪火晩茶の茶葉。
半年寝かせて、出荷前にもう一度煎って完成です。
飲めば体がポカポカ温まる、香ばしくて、体にやさしい冬の薪火晩茶。
枝ごと使う「一物全体」なマクロビオティック・ティーで、茶の木、丸ごとを活かします。
地域内で完結する自然農を目指し、肥料はもちろん、燃料までも、地域でまかなえるお茶づくりに励む、伊川健一さんの行動力、実行力。
心から応援したくなります!
おいしい+体にやさしい+里山の環境を改善+地域の雇用を促進=みんなが幸せ!
正しい食品のありようです。
「茶畑が荒れている限界集落はおまかせください!(笑)」と健一さん。
_______________________
原稿UPしたら、またしっかりご紹介します!
_______________________
●健一さんの薪火晩茶はオーサワジャパンで販売中。
●健一さんは、紅茶や生姜紅茶も手がけており、編集した本「紅茶手帖」でも紹介させてもらいました。