https://diamond.jp/articles/-/307973
今年の春、林崎 栄美さんに日本酒『ス』を教えてもらいました!
不勉強丸出しですが、まったく知らないお酒で、いただいてビックリ仰天★ どこまでも突き抜ける清涼感とバランスの良さ、美しい調和があり、ジワジワと余韻も長く、目が覚める味わいに、姿勢を正しました。
特別な1本を教えてくれて、栄美さんありがとうございます
カチッとした骨格もあることから、興味がわいて、残りを常温でおいて様子をみました。なんと、3ヶ月たっても味がくずれることなく、酒質の高さにも驚きました。
このお酒を見出した、角館の『ス』こと、スガワラショップさんもスゴイ!!! https://www.wine-cepdor.com その『ス』で選んでくれた栄美さんもスゴイ💛
というわけ で、「美酒爛漫」醸造元の秋田銘醸さんに、しっかりお話を聞いてみたいと思っておりました。
現在、湯沢市に増えつつある、休耕田を活用し、社員で耕していることもお聞きしてみたく。今年の全国新酒鑑評会では、その社員田の酒米で、金賞も受賞!しているというお墨付きも。
そんな今の取り組みを、過去をからめて、週刊ダイヤモンドでご紹介しました。
伊藤崇 さん、大友理宣さん、貴重なお話をお聞かせいただき感謝です。
『 次の100年へ! 酒米の里・湯沢復活に向けて踏み出す純米酒』
https://diamond.jp/articles/-/307973
米どころ秋田を代表する酒米生産地の湯沢市で、 “秋田の美酒を全国へ”と、1922年に県内の酒造家と政財界人が協力し、「美酒爛漫」醸造元の秋田銘醸が設立された。
近代設備をそろえて稼働し、自動化の進んだ御嶽蔵と、高級な大吟醸を造る雄勝蔵の2本立てで、最盛期は生産量10万石を誇った。
しかし、清酒消費量が減り、農家の高齢化と後継者不足が進んで、70年続いた湯沢酒米研究会は2021年に解散。離農者も増え、休耕田は増え続けた。
この状況に危機感を抱き、休耕田を借り受け、米作りを開始した。田主には小作料を支払い農機具は買い取る。
「休耕田を負の遺産から転換し、財産を守りながら小遣い稼ぎをしませんかと提案しています」(秋田銘醸製造部長の大友理宣さん)。
今、酒で使う米は、ほぼ湯沢市産で約7000俵。自社の田んぼの面積は8.2町歩で、昨年は730俵を確保した。今後、さらに地元湯沢の圃場を増やして全量自社米での醸造を目指す。
創業100周年を迎えた22年、自社栽培の酒米で醸した酒が、全国新酒鑑評会で金賞を受賞。米質と醸造技術の高さが証明できた。
7月には、新ブランド「萌稲(もね)」を発売。ここ湯沢でしか造れない酒を考え、県が開発した酒米の百田と一穂積を、蔵人たちが一から育てて醸した純米酒だ。70%精米で、720ミリリットル瓶が1210円とコスパの良さも自慢。
次の100年へ向け、農地を守り、雇用を促進して、酒米の里・湯沢復活の第一歩を踏み出す。
↑萌稲 自社田栽培 純米酒 「百田」(右)、「一穂積」(左)
●秋田銘醸・秋田県湯沢市大工町4-23
●代表銘柄:純米大吟醸 百田、美酒爛漫特別純米酒、香り爛漫、とびっきり自然な純米酒
●杜氏:佐藤 治
●主要な米の品種:秋田酒こまち、百田、一穂積、ぎんさん
一穂積の圃場