↑1863年創業の石川酒造
新日本酒紀行 地域を醸すもの「多満自慢」
東京都福生市熊川
ダイヤモンドオンラインでUPされました!
https://diamond.jp/articles/-/251130
↑日本酒を醸す本蔵
『地域を潤す!酒飲みのテーマパーク』
(本文より)
東京・福生の多摩川東岸で、1863年から酒造業を営む多満自慢醸造元の石川酒造。
樹齢700年のケヤキ、
400年の夫婦ケヤキ
サクラなどの木々に囲まれた敷地には、
国の登録文化財に指定された建物が6棟と、レストラン、ビール工房、史料館や直売店などが並び、「酒飲みのテーマパーク」がキャッチコピーだ。
ロングセラー酒は「純米無濾過」で、まろやかで優しい甘みとうま味が自慢。
↑多満自慢 純米無濾過
四合瓶が1000円弱という良心的な価格で大人気。
↑多満自慢 純米無濾過のラベル裏面
原料米は昔から、食べておいしい米と決めている。
↑仕込み蔵
仕込み水は150m地下からくみ上げる中硬水。
近年は原料米に隣接するあきる野市産コシヒカリも使い、地域独自の酒も醸す。
↑杜氏は、若手の前迫晃一さんが務める。
石川酒造が立つ熊川は、江戸幕府の天領(直轄地)で、当主は名主を務めた家系で代々石川彌八郎を襲名する。
酒造業は、13代目が余剰米で始め、1887年には14代目がビール醸造に挑戦。
残念ながら1期で撤退したが、その111年後に、17代目と18代目が一緒にビール醸造を復活した。
国内外の醸造所を見て歩き、ヨーロッパの小さなブルワリーが地域のコミュニティーとしてにぎわうのを見て大いに感銘を受けた。
↑日本酒とビールが楽しめるレストラン「福生のビール小屋」
ビール醸造を再開するに当たり、地域のコミュニティーの場にしたいと醸造所併設のレストラン「福生のビール小屋」をオープンし、テラス席も設けた。
1887年当時のビール醸造用の釜を展示
敷地内は食事や酒を楽しむ人、散策する人でにぎやかに。
長い歴史を紡ぎながら、地域を潤す酒蔵を目指す。
↑日本酒は、純米無濾過が圧倒的人気ですが、じつはバラエティに富んでいるのです。
↑17代目の発案で建てた史料館
直売店「酒世羅(さけせら)」
↑山廃純米原酒の熟成酒も揃っています。コクのあるうまみが楽しめる新聞紙ラッピングの酒。
↑当主自邸の表門「長屋門」
【DATA】●石川酒造・東京都福生市熊川1●代表銘柄:多満自慢 純米大吟醸、多満自慢 山廃純米原酒、多満自慢 熱燗純米、多満自慢 東京の森●杜氏:前迫晃一●主要な米の品種:五百万石、山田錦、食用米
〜以下は、おまけです〜
本当は、記事で紹介したかった「ぞうぐら」
なんと!今月の15日に閉店が決定。
2019年6月に開店した「SAKE・BEER・OMUSUBI ぞうぐら」
明治31年建築の土蔵を改造した店内スペースと、窓が大きいテラス席とありました。
日本酒の原料の米を炊いた、おむすびが食べられたのです。
そして、多満自慢の酒粕を入れた粕汁も。
写真は↑取材の後、お酒とおむすびと粕汁を注文していただいたところをパチリ。
同じお米で飲んで食べてができるなんて面白いじゃありませんか!
なのですが、原稿を送ったら、「閉店が決まり・・・」とのことで、泣く泣く削除。
ぞうぐらさん さようなら 😥 おいしいおむすびありがとう🍙