ご当地もの 日本酒

食と「触」文化

九重雑賀さんの投稿より。毎日新聞さんの記事です。「食文化」ならぬ「触文化」があるということ。昔から、商品に点字を取り入れていた九重雑賀さんは、蔵見学も受け入れていました。

株式会社九重雜賀  さんより以下引用↓

先週の金曜日、毎日新聞朝刊のコラム「心の眼」(10月2日付20面)です。

毎日新聞で社説などを担当する論説委員で、週刊の点字新聞「点字毎日」の記者・佐木理人氏が、弊社のことを記載してくださいました。

佐木さんはおそらく全国でも1人か2人しかいない全盲の新聞記者さんで、弊社が視覚障害の方のための蔵見学会を始めた5年前から、毎年、日本酒の造りが終わりを迎える春に蔵に来てくださいます。

5回目となるはずだった今年は、このコロナの影響で中止になりましたが、今では蔵の恒例行事になっています。

4回も蔵に来てくださり、多少は趣向を変えて蔵にお迎えしますが、佐木さんに「さすがに飽きませんか?」とお聞きすると、「毎回新しい発見があって飽きるなんてことはないですよ」とおっしゃってくださり、とても嬉しかったのは昨年春のことです。

人類すべての人にとって、毎日の食事が、楽しみの一つであることは変わりありません。

微力ながらも、視覚障害をもつ方々に寄り添う場があることで、私たちも、おざなりにしていた感覚を再発見したり、たくさんの貴重な学びをいただいています。

コロナ禍で、まだまだ世界は大変な状況ですが、早く終息し、世界の人々がみな、楽しく集い、平和に食事を楽しめる日が来ることを、心から願います。

https://www.kokonoesaika.co.jp

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