新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・美和桜 NO.168

 

今週の週刊ダイヤモンド20年7月18日号 

連載『新日本酒紀行 地域を醸すもの』は広島県三次市三和町の
美和桜  MIWASAKURA 酒造さんをご紹介しています!

蔵元は坂田賀昭さん、みんなから「アニキ」と呼ばれています。

蔵のある広島県三次市三和町は、田園地帯 🌾

とてもきれいな町で感激しました。

家々の周囲はきれいに掃き清められ、

玄関前に自転車が放置されたり、古い植木鉢などが置いてなく、余計なものが表に出ていません。

住民の意識が高い!と感じました。

そのことを坂田のアニキにいいますと、

「競争するように、草刈りしてますよ!」

自慢の酒米の田んぼに連れていってもらいました!

🌾 🌾 🌾

ここは、広島県を代表する酒米「八反錦」の生まれ故郷です。

町唯一の酒蔵が、1923年に創業した美和桜酒造。

アニキこと賀昭さんは、先祖代々の田んぼを守り、酒造りを続けています。

いや、何が驚いたって・・・

杜氏さんの木工の腕💪

杜氏は金尾恵弘(かなおえこう)さん

壁面からクーラーのカバー、看板まで

全部、金尾杜氏の作!

こちらの

タンク配置図も木製手作り!

「木の方が感じがいいから」と自分で、環境を整えたという

 

この飾り文字も凄い!

もはや、プロですね・・・

「冷却作動中」の木の飾り文字も〜〜

こんな看板、見たことないですわ!

アニキに酒造りのプロセスを、説明してもらいました。

ちなみに、仕込みタンクの床も杜氏が大工仕事したそうです。

じつは、この床、凝ったはめ方をしているそうで、それがみんなにも見て納得できるように、模型が作ってありました(笑)

今回のタイトルは

『神様からの伏流水、

美田の酒米、

杜氏の三つの和で醸す酒』

 

で、ございます。

仕込み水は、聖なる山といわれる大土山(おおづちやま)の伏流水

酒米の田んぼを見守るように、大土山があります。

町民みんなの心の山

田んぼ道路の突き当たりに、アニキの自宅が。

蔵はこの道を突き当たった、右へ行ったところにあります。

🌾 

というわけで、美和桜さんのお酒の原点である

大土山に連れていってもらいました!

山の頂上に巨石が点在しています。

一番大きな岩が「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」として祭られています。仕込み水は、この山から。岩石を通り抜けてくるので、ミネラリーなのです。

「ここにカミさん以外を、初めて連れてきた(笑)」 😆

天岩座神宮の本尊で社殿を設けず、自然崇拝に近いですね。

「ここから厳島神社へ神さまを分祀したと伝わります」 と坂田さん。

詳しくは、ダイヤモンドの誌面をお読みくださいね✨

 

●おまけ

蔵の売店です

定番商品が買えます。

  

美和桜の純米酒 ↑ ロングセラー品

全国新酒鑑評会では、金賞の常連✨

↑ 美和桜の純米大吟醸

アニキが「純米大吟醸なら、一晩で4合飲めます」と(驚)

ほんまかいな!?と思い、購入して飲んだところ、確かに! 

きれいな美酒で、するするする〜っとひっかかるところがなく、うまみもあって、なんだか飲めてしまいそうです。

(最初、そのことを原稿に入れていたら「たくさん飲む人に思われるので・・・」とアニキ。えっ違うんですかっっっ(汗))

※ そのほかに、こんなお酒もあるんです↓

  

広島市の大和屋酒舗さん(じつは社長の大山晴彦さんとアニキは近い親戚)で、販売しているプライベートブランド

それが、「辛口純米 おにぎり」「生酛超辛口純米 御結(おむすび)」

最初、耳にしたときに「??」聴き間違えたかな・・・と思った銘柄でした。

 🍙 覚えやすい!

食事にどんとこい!の切れ味あるうまい酒です。

食べながら試してほしい2本 🌾

蔵の売店です。アニキの美人の奥さまに会えるかも❤️

営業中の看板も、もちろん杜氏の作!

もう一度紹介。冷却作動中

美和桜酒造

大土山

大和屋酒舗