新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・山陰東郷 NO.166

鳥取県の東郷湖の東南岸、東郷温泉で唯一残った酒蔵が「山陰東郷」醸造元の福羅(ふくら)酒造です。

2020年7月4日号

新日本酒紀行

新日本酒紀行 地域を醸すもの

【Number 166】

山陰東郷(SANINTOGO)

鳥取県東伯郡湯梨浜町

(本文より)
日本酒造りの最初の工程は酒母造り。
酒母はスターターの役割を果たし、酛(もと)と呼ばれる。
代表的な酒母の造り方は3通りあり、生酛、山廃酛(やまはいもと)、速醸酛(そくじょうもと)。
〜この続きは誌面でどうぞ!〜

↑「山陰東郷 仏法僧 生酛仕込み 88%精米」

蔵元杜氏の福羅隆元さんが、生酛造りの酒は、ほぼ1人で醸しています。
新酒もトパーズ色!
井田農園さんが栽培した「強力(ごうりき)」米の酒。
このお酒が力強くきれいに仕上がっています。これはいい!
タンクの色は、まるで紅茶!
 
木や土壁、有機的な素材しかない・・・ような蔵でございます。
 
杜氏の福羅隆元さん。出雲杜氏に一から酒造りを学ぶ6年間。
酒造りの最中に、師匠の杜氏が急逝・・・
お酒は、タンク貯蔵です。
昭和33年製のタンク! 
久々に、自分より年上のタンクに出会いました〜っ
大事な仕事、お酒の熟成度チェック!
「うんま〜〜〜い!」  😮 
原材料は、鳥取県の地元の農家さんを訪ね歩いて探した田んぼとお米
   
紅茶みたいな色ですが、日本酒です! 
在来品種である「強力(ごうりき)」

酒米生産者は、南部町の井田真樹さんが育てた強力のお酒を、

「仏法僧」と命名しました。

南部町の町鳥の名からつけた名前ですが
仏教で重んずる仏と法と僧、すなわち三宝のごとく、
米の作り手、杜氏という、三つの宝が集結した真の地酒になりました。
誌面でじっくり読んでほしいです!
鳥取県東伯郡湯梨浜町松崎448