新日本酒紀行 地域を醸すもの 日本酒

週刊ダイヤモンド 新日本酒紀行 地域を醸すもの・飛露喜 NO.156

2020年4月18日号

福島県会津の廣木酒造本店、9代目の廣木健司さん
地元銘柄は「泉川」

新日本酒紀行 地域を醸すもの【Number 156】

飛露喜(HIROKI)/福島県河沼郡会津坂下町 

デビューから21年!

蔵元杜氏が造るフレッシュでジューシーな酒

(本文より)

フレッシュでジューシーという言葉は「飛露喜」が登場するまで日本酒の表現にはなかった。

発売から21年たった今も入手困難な人気酒で、醸すのは福島県会津の廣木酒造本店、9代目の廣木健司さんだ。

 

飛露といったら!こちらの「特別純米 飛露喜」が代表作。
何本売れるか分からない酒故に、最初の出荷分のラベルは母の浩江さんが筆を執った。

日本酒低迷期の1993年に蔵入りした廣木健司さん。

待ち受けていたのは、想像以上に深刻な蔵の経営状態だった。当時は安酒しかなく、商談は値段の話だけ。まるで未来がない。そして父が急逝。酒蔵を閉じる準備に入った、その時だった・・・

(この続きは誌面でどうぞ)

風情ある木造建築の蔵の入り口から、仕込みの蔵へ通じる通路には酒米が積み上げられていました。

原料処理を徹底的に極めています。
清潔な製麹室
全量を2台の槽で搾っています。
蔵では地元銘柄の「泉川」のみ販売。
フレッシュで軽やかな良いバランスで、するする飲めてしまうコスパ最高の美酒。
ご近所さんが羨ましい!
こちらが「純米吟醸 泉川」
漢字とひらがなを合わせています。
「純米吟醸 飛露喜」を手にする廣木さん。
酒米は、麹米に山田錦、掛米に地元会津産の酒米を使って醸す。
先祖代々、「三郎次」を襲名するが・・・その時期はまだ不明。

家での晩酌酒の銘柄をたずねたら!ちょっと意外な蔵の名が。
選択の理由を聞いて、深く納得。
私もすぐに真似して、その銘柄をお燗してみました。
その銘柄とは、ここではあかせず(笑)
ワインにも詳しい廣木さん。なんでも一家言あります!
さらに先を行く酒質を目指しています。

http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/29178

 

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